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仕事・職場

私が思う、職場での良い人間関係の築き方&人間関係でトラブルにならない、失敗しない方法

職場の人間関係を平和に保つ努力は、きっと誰もが日常的に行っていることではないでしょうか。毎日会社に行って顔を合わせるからこそ、ストレスなく、生活のために給料を稼ぎたいものですよね。

特に入社して間もない頃は『うまくやろう!』とすごく意識するでしょうし、慣れてきた頃なんかは気が緩みがちで『あぁ、やってしまった』とやらかしちゃう人も少なくはありません。

今日はいろいろなアルバイトや仕事を経験し、更に精神科で働く私がたくさん学んできた対人関係スキルや『こうするとうまくいく』コツやポイント、逆に失敗パターンなどをまとめてみました。

職場・会社とはどんなところ?

そもそもの基本的なところを押さえておきましょう。職場、会社というところが、いったいどういうところなのか、ということです。これから先の話は、ここをベースとして進んでいきます。

みなさんがなぜ仕事をするのかは、割と明確になっているはず。ほとんどの方が、生計を立てるためではないでしょうか。

生きていくためにはお金が必要、そのお金を生み出すには仕事をしていくしか方法はありません。趣味で映画を見たり、音楽を聴く、漫画を読むだけではお金は発生しませんよね。

もし何らかの障害を抱えて、安定した給与を得る人が困難な人は生活保護などの制度はありますが、その辺はいったん置いておきます。

では本題に移ります。会社とは組織、つまり集団行動の場です。1人で会社を経営している人もいるかと思いますが、ここでの『会社』は大企業・中小企業など、2人以上従業員がいる会社を指します。

集団行動とはどういうことなのかというと、たくさんの価値観、考え、感性などが集まる場所になります。あなたの価値観、考え、感性とは違う人たちがその場所に集まって仕事をするということなのです。

それではそのことを念頭に置いて、職場での人間関係をうまくやっていくために何が大切なのかを具体的に説明していきます。

挨拶は基本

基本的なことかもしれませんが、挨拶は非常に大事です。『おはようございます』『おつかれさまでした』これは、仕事とプライベートを切り替える言葉でもあります。

昔気質の人がいる職場なんかは『挨拶しないやつはいらん!』『最近の若者は!』という人もいるでしょう。基本的なことはもちろん大事ですが、時代とは変わっていくものなので、そこは柔軟に対応できるようになる方がいいでのですが。

それはさておき、『たかが挨拶』『されど挨拶』と思うのではなく、まずは相手の目を見て挨拶することからはじめてみましょう。挨拶のポイントはこちら。

挨拶のポイント
  • 相手の目を見る。
  • 大げさすぎず、自然に声を出す。
  • 無表情より、笑って挨拶をする。

この辺のポイントさえ押さえておけば、相手からの印象は大きく変わるはずです。

『報連相』を心掛ける

報連相という言葉を聞いたことのある人は多いと思います。

『報』ー 報告

『連』ー 連絡

『相』ー 相談

どの年代問わず、報連相が上手にできない人が多い印象です。怒られるのを恐れているのか、自分の考えに自信があるのかは分かりませんが、自己判断で進めてしまい、失敗して怒られる、という流れは珍しくありません。

どの職場でも報連相は基本であり、大事であると考えています。正社員だろうがアルバイトだろうが、それは関係ありません。報連相を意識するだけで、周りのあなたに対する印象は大きく変わります。

一番大きなメリットは、周りが安心して仕事を任せられるようになるということです。自己判断で突っ走って失敗を繰り返す人に、誰も仕事をお願いしようとは誰も思いませんよね。ほんの少し意識して報告、連絡、相談をするだけで、あなたと周りとの間に信頼関係が生まれるのです。

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素直に謝る

これも基本的なことかもしれませんが、とても大事なことです。

・申し訳ございませんでした。

・すみませんでした。

など、仕事のコミュニケーションにおいて大切な言葉。これは相手に向けてハッキリと伝えるようにしましょう。

ですが、失敗してしまった時に『すみませんでした』と一言も謝れない人がいます。ミスをすることは悪い事ではありません

大事なのはミスをした後にどう頑張るか、どう挽回するか。その後の行動が大事。ここで変に維持を張ったり、負けず嫌いを発揮したところで全く意味はありません。自分のミスで業務に影響が出たのであれば素直に謝りましょう。

価値観を押し付けてくる人への対策

ですが中には、ただ自分の価値観を押し付けて、怒ったり注意してくる人もいますよね。あたかも『あなたのことは私が一番良く知っている』という風に、親切風を吹かせて語ってくる人もいます。例えば、

  • 「何やってるのあなた、普通はこの時にこうするのよ」
  • 「部下は上司に対してこうあるべき」
  • 自分のことを否定してくる。

などなど。たしかにこう言ってくる人は、あなたのことを思って言ってくれている人もいるでしょうし、悪い人ではないかもしれないし、仲間思いの人もいるかもしれません。

ですが、自分の価値観と違うことを押し付けられると人はストレスを感じます。そこを無理して何でも言う通りにするのはとても大変なことです。これに対してストレスを感じている人は、そんな人を相手にするのはやめましょう

言われたことに腹が立って、『そうじゃない!』『私のせいじゃない!』と言い返したところで、相手の価値観が崩れる、相手が折れることはありません。合わない価値観同士をぶつけ合ったところで、水と油状態です。こっちが疲れるだけなので、諦めましょう。

例えむかつくことを言われたとしても『そうですね、すみませんでした』『分かりました、参考にします』、そう口元だけでもにこっと笑って、早々とその場を離れてください。そういう人とは、物理的に距離をとることが大事になってきます。

仕事とプライベートの線引き

これは自分の身を守るためにとても大事なことだと思っていてください。仕事とプライベートの線引きです。

例えば線引きの緩い人だと、職場の人に自分のプライベート話をどんどん話してしまいます。旦那の事、子供の事、休みはどこに行ってきたのか、習い事は何をしているのかなどなど。

すると、あなたの個人情報は、会社の中にどんどん広がっていきます。噂話というものですね。

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噂話とはとても不思議なもので、最初あなたが話した内容とは大きく異なった状態でたくさんの人の耳に入ることが大半です。

そうすると、それがいい方向に働けばいいのですが、大概悪い方向に働きます。お局様から目を付けられたり、最悪いじめに遭うことだってあります。

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こうなってしまうと、せっかく就いた仕事も辞めざるを得なくなってしまうことだってあるのです。

そうならないように、仕事モードのあなたに対し、何かルールを決めましょう。ルールは何でもOKですが、あなたから今日からでも実践できる内容がイイです。『ここまではOKだけど、この先はNG』という決まり事を作って、それ守りましょう。

例えば『飲み会に誘われたら、2~3回に1度は断る』『連絡先は積極的に交換しないようにする』とか何でもいいんです。

ちなみに私が実践しているルールは『自分の私生活の話、過去の話はあまり喋らないようにするです。職場内で自分自身で仲の良いと思っている同僚に対してもこのルールは適応します。

全く喋らないというのも問題なので、質問されたことに対して、言える範囲のことだけお話しするようにしています。こうすることによって、余計な噂話は立ちませんし、私の生活に誰か深く干渉してくることもないので、とても平和でラクです。

噂話に同調しない

上記に関連することとして、自分ではないけど他の人の噂話を聞かされた時の対応方法です。ちなみに、あなたはこれまでどのように対応していましたか?

これはやり方としては簡単で、相手の話に同調しないことが一番いい方法です。例えば誰かに、

Aさんって、実は超金持ちらしいよ。なのにこうやって正社員でバリバリ働いてる理由って、海外に住もうって考えてるからなんだって~

という噂話を聞いたとします。その内容が良い内容でも悪い内容でも、反応の仕方は同じです。

へぇ、そうなんだ

これでOKです。『え、マジで?』など噂話に乗っかるような反応や『えー金持ちならバリバリ仕事しなくていいじゃん』と自分の考えや意見を口にすることではなく、あくまで巻き込まれず、流されない姿勢が大切になってくるというわけなんですね。

コミュニケーションスキル

では普段のコミュニケーションをどのようにすればいいのか少し具体的にまとめていきます。

本音を言いそうになったら、深呼吸

これができるようになると、多くの方が平和な人間関係を送れるようになると思いますが、何が余計なことなのか分からない、という人も多いのが現状です。

お偉いさんがたくさん集まっている会議なんかで『それはダメだろう』と周りがひやひやするような、いわゆる空気の読めない発言をすることだって、本人からするとそれは余計なことではなかったかもしれません。

実際その会議では誰もが『ありえない』と思っている内容でどんどん進められている場合だってあるわけです。みんなを代弁して言ってくれたけど、結局その人が悪者になってしまったというケースも少なくありません。

そんな時、衝動的に本音を言いそうになったら、その場でまず深呼吸をしてください。深く息を吸って、吐いて。一度熱くなったやかんを冷まします。そしていったん誰かに相談してみてください。『この考え方は間違っているのか?』と。

アニメやドラマなどで出てくる正義の味方を、実際やろうとすると失敗します。あれはテレビの中の世界だから成立しているわけであって、現実世界でやろうとするとうまくいきません。あなたの身が危なくなりますので、できれば避けましょう。

まずは誰かにその思いを聞いてもらってから次の行動を考えるといいかもしれません。相手に意見を求められたとき以外は、自分の考え、意見、価値観(つまり本音)は控えめにしましょう

話を傾聴する

相手の話を傾聴する、このスキルだけでも身に付ければ、コミュニケーションはある程度うまくいくと思って頂いてOKです。

人は基本的に、誰かに話を聞いて欲しいと思っています。そんな時あなたが相手の話を『うんうん』と聞いてあげるだけで、自然と人が寄ってきてくれるようになります。

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具体的な方法はこの記事に書いていますが、うまくいきすぎるとあなたに話を聞いて欲しいがために、永遠喋り続けるような人も出てきますので、自分が疲れないようにほどほどにしましょう。

まとめ

これらを駆使してでも無理難題を押し付けられ、あなた自身が心身ともに疲弊してしまうような職場は、今後の在り方を考えた方がいいかもしれません。職場にそういったことを相談できる窓口があればそちらに相談するか、もしくは込み入った内容を相談しやすい上司などがいたら、ちゃんと相談してください。

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生きていくための必要なお金を稼ぐのに切っても切れない仕事ではありますが、あなた自身を守るためにも、決して無理をせず、困った時には周りに相談するようにしてくださいね。

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無理して今の会社にいる必要はない

『こころLABO』ではいろんな対策について書いていますが、そんなにあなたが頑張ってまで今の会社にいる必要はないと思っています。

会社のせいで心の体調を崩し、薬が手放せなくなり、生きづらさを感じている人をたくさん見てきました。

そこまでして今の会社にいなければいけないのでしょうか。

私は40~50代という年齢であっても、今の会社のやり方に耐えられず転職して健康になった人たちを知っています。

また一般雇用で働くのが難しい方たちが、障害者手帳を取得後、障害者雇用として会社に勤め、もう何年も働けており、生きる意味を見つけた人たちを知っています。

自分自身を犠牲にしてまで無理して働く時代ではなくなりました。あなたや周りの家族を守るためにも、あなたはもっと自分らしい生き方をしてもいいのです。

心を健康にするにはまず、原因となっている環境を変えることが一番だと言われています。もしそれが仕事なのであれば、転職を視野に入れましょう。

また精神障害者保健福祉手帳を取得し、障害者雇用を目指している方におすすめの転職サイトはこちらです。

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あなたが今よりもずっと健康に生活できることを、応援しています。

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