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自己啓発

友達や恋人、家族を「利用」するために一緒にいると思ってしまう方へ

あなたが友達や恋人、家族と一緒にいる理由って何かありますか?

一緒にいて安心する、頼れる、楽しいなど様々な理由があると思います。

そんな中相手のことを利用するために一緒にいる、という考え方を持った方もいます。

「利用」するってどんなことなんでしょうか。

また「利用」していると感じているその人の気持ちってどうなんでしょう。

ちょっと掘り下げてみていきたいと思います。もしかしたら視点を変えれば、考え方も変わるかもしれません。

この記事は、こういう考え方を少しでも改善したいという気持ちをお持ちの方に向けた記事になります。

『利用』するため、とは?

例えば

  • 友人と一緒にいると得をすることがあるから一緒にいる。
  • 家族がいないとさすがに不便なので関係を切らずにいる。
  • 恋人は自分のことを好きでいるから付き合っているので、物事を頼みやすい。

など、自分にとって何かメリットや得をすることがあれば関係を続け、自分にとってマイナスだと感じればあっさりと関係を切れるという見方のこと。

自分にとってその人は、自分をいい方向に持ち上げてくれるだけの存在であり、それ以上はないという考え方。

自分にとってその人が必要か必要でないかと判断します。

私たちでも少なからずこういう気持ちってあると思うんです。

全く持って純粋無垢な方はあまりないかもしれませんが、例えば会社のポジションパワーを使って交渉を成立させることは上司を「利用」したことになりますよね。

またしつこい元彼に対して現彼に守ってもらった場合、現彼を「利用」したことになると思います。

どうして『利用』するためという考え方になるのか?

ただ一般的な「利用」と、そういう考え方を持っている「利用」ってちょっと違うかもしれません。

それは心の底から人を信用しているか、していないか

人を信用していれば「この上司なら何とかしてくれるんじゃないか」「この人に守ってもらおう」というように『利用』が『期待』に変わります。

ですがそういう考え方の人は、『信頼』も『期待』も何もありません。「この人に頼んだところでどうせ何もしてくれないだろう」という気持ちが全面に出ます。

これはどうしてでしょうか。

生まれつきこのような考え方をもった人がこの世に生まれてくるのでしょうか。きっとそうではないですよね。

恐らくあなたの成長過程で、人のことを信用できなくなる何かがあったのではないでしょうか。

信用していた人に陰口をたたかれた、信用していたのにいじめられた、信用していたのにミスを押し付けられたなどいろんなきっかけがあると思います。

すごく信頼していろんな相談をしていたにも関わらず裏切られてしまうと、人を信用するのが怖くなってしまいますよね。

『利用』するためは本音?

ここからちょっと内面を探るような話をしていきます。

人のことを信用していないから「利用」するっていう気持ちの裏側です。

もしこれを読んでいるのが本人さんなら、ちょっと想像してみてください。

誰かのことを「利用」しているって本音でしょうか?

考え方とはちょっと視点を変えれば、見え方は変わります。

つまり「利用」していると思わないといけない理由があるのかどうかということ。

さっきも話をしましたが、誰かを利用するという行為はどんな人でも行っている行為です。ただそれを自分から「利用してやっている」と思わないといけない理由はなんでしょうか。

本音はなんでしょうか。

本当は人と関わりたくて、人と話をしたくて、人に好かれたいと思っていませんか

でもそれらがうまくいかない、どうしても嫌われてしまう、何故か人が離れていってしまう……だから自分から「利用」していると思わないと自分を保てない、そんなことはありませんか?

自己防衛は悪いことではない

自分で自分の身を守ることはとても大切ですし、これからも何らかの形で続けてほしい。

これらは決して悪いことでもないし、やっちゃいけないことではないんです。

ただこういった考え方を治したいと思っている方と、治したくないと思っている方がいるでしょう。

治したくない方はそれでいいのです。無理にこちらから剥がしてしまうと、とても傷ついてしまう人だっていますからね。

感謝の気持ちに変えてみよう

ちょっとでも改善したいと思う方はいろんなやり方がありますし、その人によっても合う合わないはあると思いますが、例えばその人に対して『ありがとう』という感謝の言葉を伝えてみるのはいかがでしょうか。

  • 一緒にいてくれてありがとう。
  • 誘ってくれてありがとう。
  • 楽しい時間をありがとう。

誰かを「利用」していると思っている方には嫌な言葉に感じるかもしれませんね。

でもちょっと視点を変えてみると、相手がそういう行動を起こしてくれたから自分が守られているわけですよね。

それは素直に「ありがとう」と思ってもいい部分なのです。

言葉に出来ない方は無理にしなくてもいい。ただ心の中で少しでもそう思えるようになるといいですね。

まとめ

何かのトラウマや周りの影響により自己防衛のひとつである「誰かを利用する」という考え方。

でもそれは本当にあなたの本音なのでしょうか。

たまには本音の自分と向き合ってみるのも、良い方法だと思います。

少しでも健康的な生活を送れますように。応援しています。

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