こころと福祉の専門サイト
Mind and welfare
精神科・心療内科

精神科はセカンドオピニオンを受けられる! 他の精神科医の意見も聞いて、治療方針を決定しよう

セカンドオピニオンという言葉を知っていますか?

これは、今後の治療方針や方向性を決定していくために、今かかっている病院の主治医の意見だけではなく、他の病院の医師に意見を聞いてみることを指します。

セカンドオピニオンは全く悪い事ではありません。本人さんの今後を考えるための大事な判断材料になります。

今回はそんなセカンドピニオンについてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

セカンドオピニオンを考える時期

『他の病院の精神科医の意見を聞いてみたいなぁ』と思うきっかけは人それぞれです。その中で最も多い意見は、

今の診断名で大丈夫なのか?

という点が一番大きいです。

目に見えない疾患だからこそ不安になる…それはその通りですよね。

だからこそ、あなたのことを診てくれる、他の精神科医の意見というのが非常に重要になってきます。

セカンドオピニオンを受ける流れ

それでは実際にセカンドオピニオンを受けるまでの流れを説明しますね。

① 主治医に相談

まずは主治医に相談。スタートはここからです。

というのが、セカンドオピニオンを受けてくれる病院は、基本的に診療情報提供書(紹介状)を欲しがります。通院とは違って数回通うわけではないので、1回であなたの情報を集め、意見をするのはさすがの医者でも限界はあります。

そこで、よりあなたのためになる話をするために、今の主治医がどんな治療をしているのか参考にしたいんですよね。

そこでまずは主治医に『セカンドオピニオンを受けたい』と相談し、診療情報提供書(紹介状)を書いてもらいましょう。また今かかっている病院で心理検査を受けているのであれば、そういった検査結果も持って行くといいですよ。

中には「主治医には相談しづらい…」「紹介状も貰いにくい…」と悩む方もいると思います。医療機関の中には、そんな方のために診療情報提供書(紹介状)なしでもOKという親切なところも存在します。

② セカンドオピニオンを受けてくれる病院の予約

基本的にセカンドオピニオンは予約制です。行ってみたいなぁと思う病院に電話をして、セカンドオピニオンを受けてくれるかまずは聞いてみましょう。

それを断る医療機関はあまりないとは思いますが、念のため確認しておいた方が無難です。今では多くの大きな病院が『セカンドオピニオン外来』というのを設けているので有難いですよね。

そして受けてくれる病院を見つけたら予約をしましょう。初診の枠で予約をとるのが一般的だと思うので、やはり予約が先になる可能性は十分に考えられます。余裕をもって予約をした方がいいです。

予約の時に確認しておいた方がいいことは料金です。セカンドオピニオンは保険が効きませんので、自費で受けることになります

そうなると設定金額は医療機関によって異なります。平均は1万円くらいですが、高いところは本当に高いので、行って知るより予約の時点で聞いちゃった方がいいです。

さっきも説明した診療情報提供書(紹介状)なしでもOKの場合、もしかすると自費料金が高く設定されている場合もあります。そこも合わせて確認してみましょう。

③ 予約日に行く

あとはその予約日に必要なものを持って、行くだけです。たくさん聞きたいことを質問して、たくさん意見を貰いましょう。

せっかく高いお金を払うのですから、ここぞとばかりに利用しましょう。

その後の治療方針

セカンドオピニオンに行った後どうするのか…それは本人さんの自由です。

本来の主治医のところに戻るのか、それともセカンドオピニオン先の病院に転院するのか。

精神科は相性が大事だったりします。通う先の雰囲気やスタッフ、一番大切な主治医との関係性。

あなたが一番良いと思ったことが、きっとあなたのためになると私は思います。

家族や、福祉の支援者が担当でついていればその担当者などと、よく相談して決めていけば大丈夫です。ゆっくり焦らず、慎重に考えていきましょう。応援しています。

あわせて読みたい
精神科病院やクリニックでの治療内容やリハビリについてまとめてみた精神科病院やクリニックでいったいどんな治療が行われているのかをまとめてみました。 いざ相談しに行こうと思っても、どこに行けばいいの...
ABOUT ME
こころLABO
メンタルヘルス領域で現役で働く、こころの話に詳しい人が運営している障害福祉やこころ、恋愛に役立つ情報サイト。
精神科に通っているすべての方におすすめの本
生活・医療・福祉制度のすべてQ&A―精神障害のある人と家族のための

私が仕事中に使用頻度の高い本です。精神科に通う方が利用できる制度やサービスを、本人や家族向けに非常に分かりやすくまとめられた一冊となっています。細かなQ&Aもありますので、いちいちネットで検索しなくても良くなるかもしれません。数年に1度新装版が発売されます。