「つい自分のことをしゃべりすぎてしまう」というお悩みをお持ちの方について、お話ししてみようと思います。
これはどちらかと言うと、ベラベラと一方的に喋るというよりも、1聞かれたことに10も20も答えてしまう人、ついつい職場などで自分のプライベート話を誰かに話してしまいがちな人についての内容になっています。
今この記事を見ているということは、
- 喋りすぎたことでトラブルになった。
- 余計なお節介を焼かれた。
- 違う受け取り方をされて、勘違いされてしまった。
などの困り事がある方が多いかと思います。こういう困り事が1回や2回あるだけでも、めちゃくちゃ疲れちゃいますよね。
私もこのパターンでよく失敗します。私もついポロッと言ってしまって、毎日のように反省しているので、こういう気持ちは非常によく分かります。
なので、ついつい余計なことまで喋りすぎてしまう方が、今すぐにできる対策法や考え方などについて色々私なりに書いてみました。
Contents
どうして自分のことを喋り過ぎてしまうの?
ちょっと考えてみましょう。「どうして、自分のことを喋ってしまうのか」という議題です。
あなたが自分のことを喋ってしまうのは、何か理由があると思います。思い当たる節があれば、いくつか挙げてみてください。もちろん『こうかもしれない』でももちろんOKです。
思い当たる理由を大きく2つに分けると下記の理由が多いのではないでしょうか。
- 話が止まってしまったので、場を繋ぐため。
- 誰かに対して、好かれようと思っているため(嫌われないようにしている)。
いかがですか。結構この理由が多いはず。ちなみに私がつい自分のことを喋ってしまう理由も全く同じ上記の2つです。
話を繋ぐため
例えば誰かと2人でいるとき、会話が止まってしまうことってありますよね。そんな時に『どうにかして場を盛り上げよう』と焦ってしまいませんか?
そして相手を不満にさせないように、と一生懸命に頭を捻り、話題にしたのが自分の話だったということが多くありませんか?
好かれようとしている・嫌われないようにしている
誰かに好かれようと、嫌われないように、自分のことをネタにしていませんか?
実際にいじめられている方でなくても、今の関係を壊さないために、自分のことをつい話してしまう人もいるかもしれませんね。
トラブルが発生しやすい
何事もなければいいのですが、つい自分のことを喋ってしまったばかりに、人間関係のトラブルに合ってしまうパターンもたくさんあります。
噂話として広がる
例えば、噂話として広まったパターン。
いい噂話ならいいですが、そんなこと滅多にあるもんじゃありません。
たいがいが、悪い噂話として広まってしまったり、言ったことと違う内容になって広まってしまうことが多いです。
そうなると一番不利になるのは、あなたですよね。自分はそういうつもりで言ったわけじゃなくても、噂話とは1人で勝手に1人歩きしてしまうものです。
「誰にも言わないでね」と前置きしても、噂話は絶対に広まります。人はそういう生き物ですから、仕方のないことでもありますが、あなたが悪者になることが多いので、できるだけ避けたいですよね。

余計なお節介を焼かれた
これ、何も気にしない方も多いのかもしれませんが、苦手な人は苦手だと思います。
など、年上の先輩たちから色んな人生におけるアドバイスを頂くこともありますね。
時には嬉しいこともありますが、本当にうっとおしいほどのお節介を焼いてくる人もいます。
『あなたはこうだから』『あなたはあぁだから』と、あたかもあなたのことを全部知っていますかのように言ってくる人もいますよね。
言ってくる人はそんなつもりはないかもしれませんが、家族で、夫婦で、自分なりに一生懸命考えたことを否定されたり、そもそものあなたを否定されてしまったとこちら側は感じるわけです。つらいよね。
勘違いされた
その場をどうにかしよう、と思って咄嗟に言ったことって、本音か嘘か、結構極端に分けられると思います。
そのため実際はそうでもないのに、思い付きなどで発言をしてしまったため、周りから勘違いされてしまうこともあります。
これものすごくもったいないパターンですよね。本来のあなたの良さではないところが前面に出てしまったり、本音ではないことを指摘されたりすると、結構へこんでしまいます。
自分のことを喋り過ぎないための工夫
それでは、自分のことを喋りすぎないために、今日からできる工夫をまとめてみようと思います。できそうなことから実践してみてください。
とにかくまずは耐えてみよう
これはどういうことかというと、何かの話題になった時、人は自然と自分の身近なこととその話題を頭の中で結びつけています。
そしてそのことを口にすることで、今目の前で繰り広げられている話題が「もっと盛り上がる」と思う場合があります。
そして気付いたら人は、口にしているのです。自分のことをついうっかり話してしまいます。
そうではなく、頭の中で『あ、それ昨日買ったな』とか『そのアイドルめちゃ好きだわ』とか思ったとしても、いったん周りの話を聞きましょう。口にするのは待ちましょう。耐えるのです。
人は基本的に、自分の話を聞いてもらって共感してほしい生き物です。そのため「喋りたい」と思うことは、当たり前の事なんですが、ここでうっかり喋ってしまうといつもの繰り返しになってしまいます。
質問することを心掛けてみよう
先程も言ったように、人は話したい生き物です。なので、その原理を逆手に取りましょう。自分のことを話しそうになったら、相手に質問してみてください。
例え話ですが、あなたの目の前で『アミノ酸シャンプー』についての話題で話が展開されているとします。あなたは実際に『アミノ酸シャンプー』を使っていますが、みんなは『アミノ酸シャンプー』を使ったことがなく、「どんな感じなのかな~?」と話をしています。
この時、自分のことを話したいあなたは、きっと「あ、私使っているよ、あのね」と話してしまうでしょう。しかしこの時に、あなたが喋るのではなく、質問しましょう。
実際に興味がなくてもいいんです。全然知りたくない情報でもいい。とにかくあなたが喋るのではなく、周りに喋ってもらいましょう。
逆にあなたが質問された場合であっても、最低限だけ答えて、質問返しをしてみましょう。
でいいのです。
「し~ん」を恐れない
そして会話の止まる空間。数名だと『誰か喋れよ』と思えますが、それが誰かと1対1だと非常に気まずいと思う人もいるでしょう。
どうにかして盛り上げよう、と思って自分の話をしちゃう人も多いと思いますが、そんな必要はありません。
「し~ん」を恐れないでください。正直、会話が止まって焦っているのはたぶんあなただけで、誰もそれをあなたのせいだと思っていません。
人はあなたの話を聞きたいとは思っていない
そして残念ながら、これが現実です。盛り上がったように見えるかもしれませんが、人として周りは当然の反応をしているだけです。
なのであなたが一生懸命自分を犠牲にして喋って、その場を盛り上げる必要はないのです。
そう思えるだけで、結構気持ち的にラクになりませんか?
自分のことを話しする相手は家族や、本当に信頼している人のみで十分だと思います。それ以外の人には、これまで上げてきたようなことをやっておけばいいのです。
ブレない生き方をしてみよう
このことで悩んでいる方って、相手の顔色を伺う人が多いんです。相手の機嫌や反応を伺いながら日々生活をしているので、ものすごく疲れちゃいますよね。
全然気が抜けずに、肩の力をなかなか抜くことのできない人がとっても多いです。
でも、大丈夫ですよ。こういうところで評価されようと思わなくても、あなたはあなたの良いところがあるんだから、そっちをもっと出していけばいいんです。
そうじゃないとせっかくのあなたの良いところが表面化されず、変な噂話や、変な捉え方をされて勘違いされてしまいます。本当にもったいない。
それだったら、ブレることなくしっかりと芯を持って生きていく方がずっとラクです。あなたらしさ、あなたという人をしっかり持って生きていきましょう。