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就労移行支援はこんな人におすすめ! 利用対象に関する5つのポイント

就労移行支援事業所とは、障害者総合支援法に定められており、就労を目指す人たちが仕事をするために必要なスキルや社会的マナー、コミュニケーション能力を上げるために通所してトレーニングする場所のことです。

精神的な症状により、

  • なかなか安定して仕事を続けることができない方
  • 短期間の転職を繰り返している方
  • 就職してもミスが多かったり、なかなか仕事を覚えられない方
  • 周りとのコミュニケーションをうまく取れない方
  • 仕事をしたことがない方

などにおすすめしています。

地域によって違いはありますが、基本的に仕事をしながら就労移行支援に通うことはできませんので、転職のタイミングを利用するかしないかを検討しましょう。

その他詳しいことはこちらの記事を参考にしてください。

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そんな就労移行支援にいったいどんな人が通うことができるのか、具体的な対象者についてポイントを5つまとめてみました。

こちらの記事は、精神科に通院中の方、就労移行支援に興味のある方、実際通ってみたい方に向けた記事となっております。

1. 診断が下りている方

まず就労移行支援の最低限の利用条件として、どこかの精神科にかかり、診断を受けなければなりません

そこを通らずして就労移行支援は利用できないのか現状です。

そのため、通ってみたい就労移行支援があって問い合わせをしてもどこにもかかっていなかった場合は「ますはどこかにかかりましょう」と言われてしまいます。

そのため就労移行支援に通ってみたいけど、まだ精神科にかかったことのない方は、まず精神科を受診しましょう。

精神科は本当にピンキリで、機関によっていろんな特色をお持ちですが、おすすめとしては、

  • 通いやすさ
  • 心理検査を行なっている
  • 精神保健福祉士が在中している

ところをおすすめしています。

精神保健福祉士(精神科ソーシャルワーカー)は、生活や就労に関する相談全般乗ってくれる人たちなので、何かあった時に助けになってくれるはずです。

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精神科は基本的に予約制が多く、すぐに取れない場合がほとんどですので余裕を持ってお電話するようにしてくださいね。

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2. 就労意欲のある方

そして就労意欲の有無は非常に大事

そもそも就労に関するトレーニングを行うところなので、モチベーションの高い人たちが集まってきます。「ただなんとなく」で通っても、その雰囲気について行けず、途中で断念してしまう方もいるようです。

「体力をつけたい」から通いたいというのも、なんか違う気がします。それだったらまずは精神科デイケアなどで生活の基盤を整えてから、就労移行支援に通うことを検討していった方がいいかもしれません。

逆にそういうモチベーションの高い方は、同じ気持ちの方と一緒に訓練できますので、お互いを高め合うことができますし、通うことが楽しいと思えるようになります。

3. 生活リズムがある程度整っている方

そもそも就労意欲があっても、昼夜逆転の人は通うことすら困難になってしまいますよね。

基本的に就労移行支援の訓練は日中に行われますので、その時間に通えないと意味がありません。せっかく順番が来て登録出来ても、朝起きれずに通えないとなると本末転倒ですね。

そうなると「やっぱり自分はダメなんだ」と失敗体験だけが積み重なってしまうので、最初から生活リズムを整えてから申し込みをするようにしましょう。

そういった生活の基盤を整えたいというのであれば、やはり精神科デイケアに通われることを強くオススメします。

こちらも精神科に通っている方が対象にはなりますが、役所の窓口に行ってみたり、直接精神科デイケアをやっている医療機関に問い合わせしてみてもいいかもしれません。

4. きちんと通所できる方

きちんと通所できる方、この書き方は様々な意味合いで捉えることができます。

まずはちゃんと電車やバスに乗って通所できる方。電車等が苦手な方は多いかと思いますが、就労に必要な通勤トレーニングも兼ねて行うことを意識することが大事です。

そして最後までモチベーション高く、就労目指して通える方。中には途中で体調が悪くなり、通えなくなる方もいます。それが悪いことという意味ではなく、せっかく頑張っていたのに通えなくなると、失敗体験として頭に残り、自信を失ってしまいますので、できるだけ体調を整えた上で通所を検討するようにしましょう。

上述もしましたが、生活リズムをしっかりと整えて、通うことを目標にするのでなく、最初から就労を目標に通所できるようにしておきましょう。

5. 自己管理ができる方

これまで述べてきたことのまとめのようなものですが、体調管理はある程度行えるようにしておきましょう。

体調が悪くなることは出てくると思います。ですがその時に、周りに相談する、早退してゆっくり休む、気持ちを切り替えるなどのことは必要になってきます。

もちろんこれらを就労移行支援で身につけたい! という気持ちも大切ですが、やはり最初からある程度身につけていくとでは、卒業までのスピードも違いますし、成功体験も積み重ねやすいです。

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まとめ

就労移行支援は事業所によってカラーが違うため、気になるところがあったらまずは見学に行きましょう。

1ヶ所ではなく数ヶ所行ってみることをおすすめします。通所先のスタッフ、メンバー、プログラムなどをしっかりと見て、通いやすいところを選びましょう。

事業所によっては順番待ちのところも多く、すぐの利用が難しいところもありますが、就労移行支援を挟むことで就労がうまくいく可能性があるのなら、焦らず前向きに利用を検討してみてください。

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