学校、職場など様々な環境で起こってしまういじめ。
今回お話しするのは、いじめのターゲットになりやすいと言われている特徴について。
これからお話しする特徴を改善すると劇的にいじめがなくなる、というものではありませんし、その人を否定するものではありません。
その特徴を捉えておくだけで何か自分の中で改善のヒントが生まれるのではないかと思って書かせて頂きました。
いじめのターゲットになって困っている人、今の状況を少しでも改善したい人、なぜ自分がいじめられているのか分からない人たちに参考になる記事になっています。
空気を読めない
まずはこちら、空気が読めない人。
これはいろんな考え方がありますが、例えば下記のようなことです。
- みんなが賛同しているのに、1人だけ反対してしまった。
- 周りが準備をしているのに、1人だけ違う行動をしている。
というようなことですね。
周りの空気や雰囲気を読み取ることができず、自分で感じたことや自分の解釈を口に出してしまうこと。
みんな「A」と言っているのに、1人だけ「B」と言ってしまったら『なんだアイツは』と思う人が出てしまいます。
そしてその人が「B」と言ってしまったばっかりに、校庭10周走らされると、周りは『この人のせいで走らされた!』となり、あなたを攻撃の対象として捉えてしまいます。
人を否定してしまう
これは上の空気を読めないに似ているかもしれません。
今回は空気ではなく、その人に合わせることができない、つまり相手を否定しがちになってしまうということ。
Aさんに「この服可愛くない?」と聞かれて、なんと答えますか?
相手に合わせることが出来る方や本当に心から可愛いと感じた方は「可愛いねぇ!」と答えることが出来るでしょう。
ですが自分の意見や考えを口に出しやすい方は「私はあまり好みではない」と言ってしまうと、『なんだアイツ』となりがちです。
トラブルを防ぐためには、そう思っていない場合でも『相手を否定せずに、肯定する』ことを覚えると、コミュニケーションの幅がグッと広がります。
「NO」と言えない
「NO」と言えない、相手の誘いやお願い事を断れない方もいじめのターゲットになる場合があります。
自分の仕事ではないのに頼まれて断れない人、お金がないから今日だけ奢ってほしいと言われて奢ってしまう人などは、『あいつは利用しやすい』『あいつは断らないから押し付けやすい』と見られてしまいます。
次第に仲間外れにされていき、相手から無理難題を押し付けられても好かれようと思う反面断れず、悪循環な関係になりがちです。
「NO」と言える勇気を身につけておく必要がありますね。
こちらの記事にも書きましたが、断ったくらいで人は『なんだこいつ!』と思いません。

仕事、勉強ができない
人はみんな仕事を完璧にこなせるものではありませんが、仕事でのミスが続いてしまう人、どんなに勉強しても成績が伸びない人などは、いじめのターゲットになりやすいです。
ある程度のミスであれば誰でもあり得る話なんですが、例えばこれが毎日のように繰り返される、何度も同じミスをする、となる場合。
自分だけが困る場合なら自分が大変な思いをするだけなのでいいのですが、周りに迷惑をかけてしまうと厄介者扱いされてしまうことが多いです。
どんなに頑張ってもできない、どんなにメモを取っても忘れてしまうという方は、発達障害などの生まれ持った特性があるかもしれません。
こちらの記事にもまとめていますが、日常生活や仕事に支障が出ている場合は、何らかの精神疾患が絡んでいる可能性があります。心理検査を行なっている病院も多いので、一度ご相談をされることをおすすめします。

容姿
人は見た目で人を判断する傾向があります。
一番分かりやすいところでいうと容姿です。体型、顔、服装など。
こればっかりは本当にどうしようもないことだってありますし、改善のしようがないこともあります。
ですが現実として見た目だけで笑われてしまったり、変な噂話を流されることだってあるのです。される方はたまったもんじゃありませんよね。
いじめられないようにするにはどうすればいいのか
人は『みんなと一緒』だと安心します。そんな中『みんなと違う』人が出てくると、「あの人さ…」というように見られてしまい、いじめのターゲットに発展しやすくなってしまいます。
だからといって周りに合わせることや周りと同じ行動をすることだけが解決策ではないと思います。個性も大事ですから、その個性は大切にしてほしいと思います。
対策ですが、例えばこちらの記事。

相手との距離の取り方や余計なことを喋らないなど、今日からできる具体的な方法ばかりまとめていますので、参考にしてみてください。
あまりにもひどいいじめを受ける場合には、環境を変えることが一番です。
こちらは働き方についていろんな考え方をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ
とはいえ、いじめのターゲットになりやすい方が全て悪いというわけでもなく、そういう方だけ考え方や生活を改める必要はありません。
グループを組んで弱いものいじめをする人たちの方がよっぽどかっこ悪いですし、1人になるほど何もできません。
先ほども言いましたが、あまりにもつらい環境であれば転職を考えたり、周りに相談をしましょう。
誰か1人でも話を聞いてくれる人がいれば、状況が変わる場合があります。
これはあなた自身を守るために必要なことなので、あまり我慢せずに誰かに相談したり、環境を変えてください。
1日でも早く健康に過ごせますように。応援しています。
